だんじり総合案内所


あていた (あて板)

泉大津市 濱八町 「かちあい」 をするとき地車の破損を防ぐ為につける板


あらい (洗い)

日焼けしたり雨に濡れ変色した彫物を工務店で解体して特殊な洗剤で洗う事


あわせ はなてこ (合わせ花テコ)

岸和田市 中北町(前梃子)がやりまわしの際、外側の人が内側の前梃子を持ち 一人で2本の梃子操作する事
進行方向に背を向けるのでとても危険な技です。


いきちがい

だんじりとだんじりがすれ違うことを言います。
岸和田では上がりが優先などのルールがあって 以前はどこの道でも自由にすれ違いが行われたのですが
昭和四十五年(岸和田 旧市)から全て一方通行となりました。
最近では道路事情も良くなって臨海線などの一部で、いきちがいが見られます。
同意語=すれちがい


いないぼう (担い棒)=にないぼう

上だんじりの前に出ている棒、前梃子とも言う


いぬこうらん (犬勾欄)

土呂幕や見送りの隅にある彫り物
(各部名称=21番)


いのちぼう (命棒)

台木の上にある突き出た棒。 前梃子を持つ時にもう一方の手を置く。


いりもや (入母屋)

大屋根の四隅に 「隅木」 という五角形のものが45°に取り付けられ
その隅木に沿って「垂木」という四角い角材が正面と側面に付けられてある。
反対語=切妻


インごけ

だんじりがやり回しの勢いで外側に浮きその反動で内側に転倒すること。
非常に危ない。


うしろ てこ (後梃子)

だんじりを方向転換させる長い一本の梃子を約30人くらいで操ります。
特に一番後方の梃子尻(てこじり)を”かがみ”と言います。


うしろ れんじ (後連子)

後縁葛 上段 (青色)

後連子 上から二段目 (赤色)

後水板 一番下の段 (黄色)

(写真は稲葉町西)
(各部名称=34 35 36番)


おいやく (追い役)

曳き手の横でうちわを持って一緒に掛け声をかけている人たち。


おかづな (丘綱)

上だんじり等の屋根に付いている綱の事
同意語=山綱 横綱


おかべ ながやす (岡部長泰)

和泉岸和田藩の第3代藩主。 岸和田藩岡部家4代。
元禄16年(1703年)京都の伏見稲荷大社を岸和田城三の丸に勧請し
五穀豊穣を祈願する稲荷祭を行った。
これが全国的に有名な「岸和田だんじり祭」の起源となった。

享保9年(1724年)7月18日に岸和田で死去した。(享年75歳)
墓所 : 泉光寺 (岸和田市)
参考 : Wikipedia


おきごま (置きゴマ)

だんじりをしまっておく時に使用するコマ。


おしめはっぴ (おしめ法被)

昭和40年代まで良く使われていた浴衣生地の法被
法被としての役目を終えても赤ちゃんの「おしめ」として 利用されていたから事から
おしめ法被と言われていた。


おーた (追うた)

全力で走る事、今では死語
青年団が、ちんたら歩いてたら 「追え!追え!」 と鳴り物やら団長に言ったりする。
「全力で」 というより 「走れ」 「鳴りもんをキザミ太鼓にしろ!」  って意味で使ってる地区もある。


おとしづつみ

岸和田市 中之濱町の特殊なつつみの巻き方。


おにくま (鬼熊)

上地車の屋根前後に着いている彫物
泉大津市 濱八町では鬼熊と呼ばれ、その他の地域では獅噛と呼ぶことが多い。


おはな (御花)

各町祭礼団体が集めている寄付金のこと。夜に来ることが多い。
寄付をすると献灯台(けんとうだい)に名前が載せられる。


おしゃしゃん

岸和田市 沼町に残る入庫行事。
本宮の晩22時過ぎに、だんじり小屋の前で行われる。
笛、鉦、太鼓の鳴物入りで 「おっし やんしゃん のしゃんころべ」と唱和して、相撲を取る

寛永17年、播州高槻から岸和田へ移ってきた岡部宣勝の石高は6万石であり農民たちが年貢減石を庄屋に頼みこんだ。
沼町の庄屋の川崎久左衛門らが、現在の欄干橋付近で直訴を行った。
川崎久左衛門は斬首になってしまったが108ヶ村の農民らが7千石の減石となった。
その恩赦の気持ちや「庄屋さんに感謝」がなまり、このことばになったと言われる。

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