地車の型
地車の型は大きく「下地車(下だんじり)」「上地車(上だんじり)」の2つに大別できる。
「下」「上」とはだんじりの重心が「下」にあるか、「上」にあるかという意味である。
また、岸和田旧市の北町が泉大津より地車を購入し曳き方に合わせ改良を重ねた物が現在の下地車と呼ばれる物である、
この事から南へ下った所でそれまでと違う形のだんじりが出来たそれを下地車と呼び対して
従来の形のものを上地車と呼ぶようになったと言う説もある。
一般に「だんじり」といえば、
泉州地域(旧和泉国。大阪府南西部)の岸和田市のだんじりが全国的に名高いが、
河内地域(旧河内国。大阪府東部・南東部)、摂津地域(旧摂津国。大阪府北部、兵庫県南東部)にも
だんじりを保有しているところが数多く存在する。
泉州地域では、地車の装飾や、曳行自体が重要視されている。
それに対して、河内地域では、それらだけにとどまらず、地車囃子や曳き唄なども重要視されている。
また、摂津地域では、大阪市南部・大阪市東部・神戸市・阪神間あたりの場合、地車の装飾、曳行、地車囃子が重要視されている。
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