だんじり総合案内所


さんこの よりあい (三郷の寄り合い)

三所または三戸の寄り合いとも言い
浜・町・村の長が祭礼の取り決めを行ったことによる。
毎年、9月1日に開催され、遵守事項等の取り決めや宮入り、パレードの順番が決定される。


さんまいいた (三枚板)

上だんじり特有のもので、見送りが無く、そのまま彫り物が彫ってあること。
上だんじりは昔三枚板の内側の空洞に大太鼓を入れていたが
近年見送りがある上だんじりが多く、ほとんどが下だんじりと同じ向きに入れている。


しかめ (飾目)

上だんじりの獅噛・鬼板に当たる部分に鬼板ではない一枚物の彫り物


しがみ / ししがみ (獅噛・獅子噛)

上地車の屋根前後に着いている彫物
泉大津市濱八町では「鬼熊」と呼ばれその他の地域では「獅噛」と呼ぶことが多い


しんだん (新団)

新しく青年団に入った人達。
学年で言うと高校1年生。 地域により、「日の出」「年行事」などの呼び名がある。


じこはく (事故博)

「事故の博物館」というビデオの略称。だんじりのアクシデントを中心に集めたビデオである。

平成元年 事故の博物館
2年 目撃者
3年 現場検証
4年 事故証明
5年 事故究明
6年 激・倒・珍
7年 炎の戦士
8年 絶対絶命
9年 事故との遭遇
10年 危機一髪
11年 悪戦苦闘
12年 七転八起
13年 事故発生
14年 命がけ / 事故の博物館十二年史
15年 危険地帯
16年 衝動
17年 激闘
18年 戦う男達
19年 一心不乱
20年 迷走

しまいたいこ (終い太鼓)

祭礼日最後の夜に聞くことの出来る普段の鳴り物とは違うたたきかたで町によりリズムが異なる。


しもだんじり (下地車)

泉州方面で見られるだんじりの形
上地車と比較すると彫物が細かく腰廻り(地車の下段部分)に重心がある
同意語=岸和田型  反対語=上地車


しょうこんしき (昇魂式)

地車が引退・売却し嫁ぎ先に引き渡すときに氏神にお参り、もしくは宮司さんを招いて
宮司さんによって宿っている魂を祓う儀式。

尚、昇魂式という名称は(平成二年)岸和田市紙屋町が
お別れ曳行をする際に岸城神社の宮司さんと紙屋町関係者さんたちとが
決めた名称で、正式には「昇魂式」と言えば紙屋町のお別れ曳行のことを指すのである。


しんちょう (新調)

だんじりを新しく作る、下地車では約1億円以上はする。


すいこでん (水滸伝)

岸和田市 中之濱町の先代地車で「水滸伝地車」と異名を持った地車
水滸伝の題材を彫り入れ明治20年代製作
昭和20年空襲により焼失


すえぎり (据切り)

やりまわしせずに角を曲がること。
同意語=止め回し


すがたせんりょう (姿千両)

岸和田市 大手町の現地車で正面の姿と後方よりの姿が美しいので姿千両と称されている。


すみき (隅木)

大屋根の四隅に五角形の突起が取り付けられている。
この部分を見れば切妻か入母屋かを見分けられる。
(各部名称=8番)


スルメ

だんじりのコマの跡。
松の木でできたコマで、右や左に曲がるため地面にその跡がつく、それがスルメのように見えることからそう呼ばれている。
現在では、地面との摩擦を減らしやり回しを早くするためコマをよく乾かすのでスルメが出にくくなったといわれる。
以前は、それを拾って友人などに渡し食べさせるという悪戯が流行った。


すれちがい

だんじりとだんじりがすれ違うことを言います。
上がりが優先などのルールがあって以前はどこの道でも自由にすれ違いが行われたのですが
昭和四十五年(岸和田 旧市)から全て一方通行となりました。
最近では道路事情も良くなって臨海線などの一部で、いきちがいが見られます。
同意語=いきちがい


せっちゅうがた (折衷型)

上地車の種類
枡組や見送りなどが下地車(岸和田型)と似た作り方で
泉大津市 濱八町や堺市 深井・陶器地区でよく見られる。


セミ

だんじりの内側にしがみつき、だんじりが浮かないように重石(おもり)の役目をする人。
同意語=たかり

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